この記事では「povo」と「mineo」を併用した、デュアルSIM運用のデメリット・メリットを解説しています。
最初にお伝えすると、povoとmineoの併用は月額1,688円から運用可能です。
そんな、併用先2社の特長をかんたんに紹介します。
「月額基本料金/0円!使いたい時だけトッピング購入できるpovo!」
「1GB/月1,298円~!パケット放題plusでデータ使い放題のmineo!」
それでは、povoとmineoの併用について解説していきますので、ひき続きご覧ください。
【併用】povoとmineo(マイネオ)の基本情報をおさらい
povoとmineoの併用にあたって、2社の基本情報を確認してみましょう。
以下では、2社の料金プランやサービス内容を確認できます。
povo | mineo | |
---|---|---|
運営会社 | KDDI | 関西電力グループ |
利用回線 | au 4G、5G | au 4G、5G ドコモ 4G、5G ソフトバンク 4G、5G (契約時に選択) |
SIMタイプ | eSIM、SIMカード | eSIM、SIMカード |
料金プラン | データ使い放題:330円 / 24時間 データ使い放題:9,834円 / 7日間×12回分 1GB:390円 / 7日間 1GB:1,260円 / 180日間 3GB:990円 / 30日間 20GB:2,700円 / 30日間 60GB:6,490円 / 90日間 120GB:21,600円 / 365日間 150GB:12,980円 / 180日間 300GB:9,834円 / 90日間 300GB:24,800円 / 365日間 (povo2.0) |
1GB:月1,298円 5GB:月1,518円 10GB:月1,958円 20GB:月2,178円 (マイピタ・デュアルタイプ) |
通話オプション | 5分かけ放題:月550円 かけ放題:月1,650円 |
10分かけ放題:月550円 かけ放題:月1,210円 |
基本通話料金 | 22円 / 30秒 | 22円 / 30秒 mineoでんわ:10円 / 30秒 |
SMS送信料 | 3.3円 / 70文字 | 3.3円 / 70文字 |
契約事務手数料 | 無料 | 3,300円 SIMカード発行料:440円 |
契約解除料 | 無料 | 無料 |
最低利用期間 | なし | なし |
開始月料金 | — | 日割り |
節約(低速)モード | ✕ 非対応 | ◯ 対応 |
データ繰り越し | ✕ 非対応 | ◯ 対応 |
テザリング | ◯ 対応:無料 | ◯ 対応:無料 |
Wi-Fiスポット | ◯ 対応:無料 | ◯ 対応:月398円 |
メールアドレス | ✕ 非対応 | ◯ 対応:無料 |
留守番電話 | ◯ 対応:月330円 | ◯ 対応:月319円 |
LINE年齢認証 | ✕ 非対応 | ◯ 対応 |
ポイント付与 | Pontaポイント | ✕ 非対応 |
キャリア決済 | auかんたん決済 | mineoキャリア決済 |
支払い方法 | クレジットカード、ペイディ | クレジットカード |
povoとmineoのキャンペーン情報
povoとmineoは、以下のキャンペーンを開催しています。
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povoとmineoの併用を料金シミュレーション
povoとmineoを併用した料金シミュレーションを紹介します。
2社の基本料金プランは、povoは「povo2.0」、mineoは「マイピタ・デュアルタイプ」です。
併用した場合の月額料金
最初に、povoとmineoを併用した月額料金は次のとおりです。
povo | mineo | 2社合計 | |
---|---|---|---|
料金プラン | データ使い放題:330円 / 24時間 データ使い放題:9,834円 / 7日間×12回分 1GB:390円 / 7日間 1GB:1,260円 / 180日間 3GB:990円 / 30日間 20GB:2,700円 / 30日間 60GB:6,490円 / 90日間 120GB:21,600円 / 365日間 150GB:12,980円 / 180日間 300GB:9,834円 / 90日間 300GB:24,800円 / 365日間 (povo2.0) |
1GB:月1,298円 5GB:月1,518円 10GB:月1,958円 20GB:月2,178円 (マイピタ・デュアルタイプ) |
— |
併用料金案 ① | 1GB 390円 / 7日間有効 |
1GB 月1,298円 |
2GB 月1,688円 |
併用料金案 ② | 1GB 390円 / 7日間有効 |
5GB 月1,298円 |
6GB 月1,908円 |
併用料金案 ③ | 1GB 390円 / 7日間有効 |
20GB 月2,178円 |
21GB 月2,568円 |
上表で、povoとmineoの併用料金案①~③を紹介しました。
povo2.0の料金プランは、基本料金は0円で必要な分だけトッピング購入するシステムです。
1番安い併用は、povoの1GB/390円(7日間有効)、mineoの1GB/月1,298円、合わせて2GBを月額1,688円で使えます。
データ容量を多く利用する場合は、povoの1GB/390円(7日間有効)、mineoの20GB/月2,178円、合わせて21GBを月額2,568円で利用できます。
このように、povoの1GB(7日間有効)をメインにして、mineoを組合せてはいかがでしょうか。
以上のとおり、povoとmineoの併用は、合わせて2GB/月1,688円から併用可能です。
併用した場合の通話料金
次に、povoとmineoを併用した通話料金は次のとおりです。
povo2.0 | mineo | |
---|---|---|
基本通話料 | 30秒 / 22円 | 30秒 / 22円 |
通話アプリ | ✕ なし | mineoでんわ:10円 / 30秒 |
通話オプション | 5分かけ放題:月550円 かけ放題:月1,650円 |
10分かけ放題:月550円 かけ放題:月1,210円 |
基本通話料は、povoとmineoともに30秒/22円です。
しかし、mineoには通話アプリ「mineoでんわ」があり、他社携帯や固定電話へも10円/30秒で利用できます。
ですので、電話代を少しでも安くしたい方は、mineoでんわアプリを使いましょう。
また、電話利用の多い方は、2社のかけ放題から最適なものを1つ選びましょう。両社のかけ放題の変更・停止は無料で行えます。
以上のことから、「mineoでんわ」を利用すると電話代の節約を図れます。
併用した場合の各種手数料
続いて、povoとmineoの各種手数料は次のとおりです。
povo2.0 | mineo | |
---|---|---|
契約事務手数料 | 無料 | 3,300円 SIMカード発行料:440円 |
契約解除料 | 無料 | 無料 |
MNP転出手数料 | 無料 | 無料 |
povoは、初期費用となる契約事務手数料0円です。よってpovoなら契約は無料で行えます。
一方、mineoは、契約事務手数料3,300円+440円=3,740円が発生します。
ちなみに、povoは1人で複数回線契約しても、契約事務手数料0円です。
解約や乗り換え(MNP)にともなう「契約解除料」と「MNP転出手数料」は、povoとmineoともに無料です。
以上をあわせ、併用時の初期費用となる契約事務手数料は3,740円ですみます。
povoとmineoのデュアルSIM運用案
ここでは、povoとmineoのデュアルSIM運用案を紹介します。
povo | mineo | |
---|---|---|
利用回線 | au | au、ドコモ、ソフトバンク (契約時に選択) |
デュアルSIM案 ① | au/eSIM | ドコモ/SIMカード |
デュアルSIM案 ② | au/SIMカード | ドコモ/SIMカード |
デュアルSIM案 ③ | au/eSIM | ドコモ/eSIM |
デュアルSIM案 ④ | au/eSIM | ソフトバンク/SIMカード |
以上①~④が、povoとmineoを併用したデュアルSIM運用案です。
povoとmineoともに、eSIMとSIMカードを提供していて、申し込み時にどちらか選べます。
ただ、mineoのeSIMは、ソフトバンク回線(Sプラン)は未対応です。
2社ともに、eSIMとSIMカードがあるので、端末スペックに合わせた、デュアルSIM運用が可能です。
たとえば、eSIM対応のスマホなら「eSIM+SIMカード」といった組み合せをできます。
また、「eSIM×2」で運用する場合は、 iPhone 13シリーズ以降やAndroidのデュアルeSIM対応機で可能です。
デュアルSIMはDSDV対応機がベース
デュアルSIM運用する場合は、DSDVかDSDA対応機を使用するのが基本です。
なぜなら、DSDV・DSDA対応機であれば、SIMの切り替え不要で、2回線の電話を同時に待受け可能なためです。
iPhoneはXSシリーズ以降であれば、DSDVのデュアルSIMに対応しています。
AndroidのデュアルSIM対応スマホなら「機種名 + DSDV」で検索して、対応しているか確認してみましょう。
ちなみに、最近のデュアルSIMスマホは、ほとんどの機種がDSDVかDSDAに対応しています。
以上をふまえ、デュアルSIM運用を検討している方は、DSDVかDSDA対応機をご用意ください。
povoとmineoの併用デメリットは2つ
最初に、povoとmineoの併用デメリットを2つ紹介します。
併用デメリットは次の2つです。
- povoは180日間トッピングしないと利用停止
- mineoは混雑時に通信速度が低下する
併用デメリット①:povoは180日間トッピングしないと利用停止
povo2.0は180日間トッピング購入せずに、基本料金0円を続けると利用停止になります。
事前に「長期間トッピング未購入による利用停止予告」メールが届くので、受け取ったら何かトッピング購入しましょう。
その際は、最安の1GB/390円(7日間有効)をトッピングすると良いです。
例外としては、180日間で通話料とSMS送信料が合計660円に達した場合は、利用停止の対象外です。
以上のように、povoは180日間で有料トッピングしないと利用停止のリスクがあります。
併用デメリット②:mineoは混雑時に通信速度が低下する
mineoの通信速度は、混雑時間帯の昼休み(12時~13時)や夕方(18時~20時)に速度低下します。
理由としては、mineoはドコモやauから回線を借り受けて運営していて、キャリアメイン回線を使えないためです。
対して、auブランドのpovoのように、自前回線で運営している場合は、混雑時でも高速通信します。
povoとmineoの実際の通信速度は、次項で紹介していますので、参考にしてみてください。
以上のとおり、mineoは一般的な格安SIMと同様に混雑時に速度低下します。
povoとmineoの併用メリットは5つ
つづいて、povoとmineoの併用メリットを5つ紹介します。
併用メリットは次の5つです。
- 合せて月1,688円の格安運用できる
- povoは基本料金0円で運用可能
- スマホ1台で電話番号を2つ持てる
- mineoはパケット放題plusで使い放題
- 一方の通信障害をカバーできる
併用メリット①:合せて月1,688円の格安運用できる
povoとmineoの併用は、合せて月1,688円から運用できます。
内訳は、povoの1GB/390円(7日間有効)、mineoの1GB/月1,298円、合わせて2GB/月額1,688円です。
povoは「基本料金0円、au Wi-Fiスポット、海外データトッピング、Pontaポイント付与」等の機能や無料サービスあり。
mineoは「データ繰り越し、メールアドレス、データ繰り越し、データシェア」等の機能や無料サービスあり。
以上のように、併用すると月額1,688円で2社のサービスを使い込めます。
併用メリット②:povoは基本料金0円で運用可能
povo2.0は、基本的に基本料金0円で運用できる唯一の格安SIMです。
さらに、基本料金0円の状態でも、電話の発信・受信やインターネットも最大128kbpsの低速通信で利用できます。
ただ、最大速度128kbpsではインターネットや動画は使い物にならないで、その際はトッピング購入しましょう。
また、前述したように、povo2.0は180日間トッピング購入しない場合は利用停止になります。
こういったように、povo2.0は基本料金0円で運用できるのが最大のメリットです。
併用メリット③:スマホ1台で電話番号を2つ持てる
povoとmineoの併用すると、スマホ1台で電話番号を2つ運用できます。
最大のメリットは、1台のスマホで、仕事用やプライベートといった電話番号の使い分けをできる事です。
利用例としては、仕事用をpovoにして、プライベート用をmineoにするといった使用方法があります。
くわえて、昨今は、さまざまなサービスでSMS認証を求められるので、電話番号を2つ持っていると非常に便利です。
このように、povoとmineoの併用すると2つの電話番号をスマートに運用できます。
併用メリット④:mineoはパケット放題plusで使い放題
mineoのオプション「パケット放題 Plus/月385円」は、最大速度1.5Mbpsでデータ使い放題です。
最大速度1.5Mbpsで出来ることは、スマホならインターネット・YouTube・SNSなども問題なく視聴できます。
例えば、パケット放題 Plus/月385円と、1GBプラン月1,298円を、合わせると月1,683円で利用可能です。
さらに、mineoの10GB/20GBプランは、パケット放題 Plusを無料付与されます。
このとおり、mineoのパケット放題 Plusなら、安価でデータ使い放題を実現できます。
併用メリット⑤:一方の通信障害をカバーできる
povoとmineoを併用すると、一方が通信障害なった時にカバーをできます。
mineoは、3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)対応で、申し込み時に3キャリアから選べるのが特徴です。
たとえば、mineoをソフトバンク回線にすると、povoのau回線とで、2キャリアの回線を運用できます。
これにより、仮にau回線に通信障害が起きた場合は、mineoのソフトバンク回線を使っていれば障害を回避できます。
以上をふまえ、格安SIMの併用は通信障害時の備えになり、いざと云う時も安心です。
【併用】povoとmineoの通信速度
ここでは、povoとmineoの通信速度を紹介します。
povo | mineo | |
---|---|---|
下り平均速度 | 87.34Mbps | 52.01Mbps |
上り平均速度 | 14.67Mbps | 13.83Mbps |
回線 | au | ドコモ(Dプラン) |
参照元:みんそく | povo 通信速度レポート | mineo 通信速度レポート |
上の表は、通信速度測定サイト「みんなのネット回線速度」で調査した、povoとmineoの通信速度です。
povo(au回線)は、下り平均速度87.34Mbps、上り平均速度14.67Mbps
mineo(ドコモ回線)は、下り平均速度52.01Mbps、上り平均速度13.83Mbps
ご覧のように、通信速度は圧倒的にpovoの方が速いです。
povoは、自前回線を持つauのサブブランドですので、時間帯に関わらず高速通信をします。
一方、mineoは、キャリアからの借り受け回線のため、混雑時間帯の昼休み(12時~13時)や夕方(18時~20時)に速度低下します。
以上のように、povoは高速ですが、mineoは一般的な格安SIMと同様の通信品質です。
高速5Gについて
povoとmineoともに、高速大容量通信5Gに対応です。
povoは「au5G」を、mineoは「ドコモ5G、au5G、ソフトバンク5G」のいずれかを利用できます。
5Gは、前世代の4Gに比べ20倍近く速いので、5Gエリアの方はぜひ利用しましょう。
このように、povoとmineoの併用は、どちらも高速5Gを通してインターネットへアクセスできます。
まとめ
ここまで、povoとmineoの併用を紹介しました。
最後にもう一度、2社を併用するメリット・デメリット確認してみましょう。
povoとmineo 併用メリット |
povoとmineo 併用デメリット |
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povoなら、月額基本料金0円で運用可能で、必要な時だけデータトッピンできる!
mineoなら、パケット放題 Plusでデータ使い放題、回線は3キャリアから選べる!
この2社は、多くのユーザーが利用する人気の格安SIMで、料金が安いうえに付帯サービスも充実しています。
povoとmineoの併用は、月1,688円から格安運用できるので、ぜひトライしてみてください。
それでは、povoとmineoの併用して、良いとこどりのお得なスマホライフを送ってください!