この記事では「LINEMO」と「IIJmio」を併用した、デュアルSIMのメリットを解説しています。
先にお伝えすると、LINEMOとIIJmioの最安プランなら、月額1,840円の格安で併用可能です。
そんな、併用先2社の特徴をかんたんに紹介します。
「3GB/月990円~!LINEアプリ使い放題のLINEMO!」
「2GB/850円~!格安SIM最安クラス料金のIIJmio!」
それでは、LINEMOとIIJmioの併用について解説していきますので、引き続きご覧ください。
【併用】LINEMOとIIJmio(みおふぉん)の基本情報をおさらい
まず、LINEMOとIIJmio(みおふぉん)の併用にあたって、2社の基本情報を確認してみましょう。
以下では、2社の料金プランやサービス内容を確認できます。
LINEMO | IIJmio | |
---|---|---|
運営会社 | ソフトバンク | インターネットイニシアティブ |
利用回線 | ソフトバンク 4G、5G | ドコモ 4G、5G au 4G、5G (契約時に選択) |
SIMタイプ | eSIM、SIMカード | eSIM、SIMカード |
月額料金 | ・ベストプラン ~3GB:990円 3GB~10GB:2,090円 ・ベストプランV |
2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 30GB:2,700円 40GB:3,300円 50GB:3,900円 (ギガプラン/音声SIM) |
通話オプション | 5分かけ放題:月550円 かけ放題:月1,650円 |
5分かけ放題:月500円 10分かけ放題:月700円 かけ放題:月1,400円 |
基本通話料金 | 22円 / 30秒 | 11円 / 30秒 |
SMS送信料 | 3.3円 / 70文字 | 3.3円 / 70文字 |
契約事務手数料 | 無料 | 3,300円 SIMカード発行手数料:433円~446円 |
契約解除料 | 無料 | 無料 |
最低利用期間 | なし | 利用開始日の当月末まで |
開始月料金 | 日割り | 日割り |
節約(低速)モード | ✕ 未対応 | ◯ 対応 |
データ繰り越し | ✕ 未対応 | ◯ 対応 |
テザリング | ◯ 対応:無料 | ◯ 対応:無料 |
Wi-Fiスポット | ✕ 未対応 | ◯ 対応:月398円 |
メールアドレス | ✕ 未対応 | ◯ 対応:月330円 |
留守番電話 | ◯ 対応:月220円 | ◯ 対応:月330円 |
LINE年齢認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
ポイントサービス | ソフトバンクポイント | — |
キャリア決済 | ソフトバンクまとめて支払い | ✕ 未対応 |
支払い方法 | クレジットカード、口座振替 | クレジットカード |
LINEMOとIIJmioのキャンペーン情報
LINEMOとIIJmioは、以下のキャンペーンを開催しています。
キャンペーンを利用してお得に申し込んでください!
LINEMOのベストプランへ新規契約・他社乗り換えで、PayPay5,940円分プレゼント!
LINEMOのベストプランVへ新規契約でPayPay6,000円分、他社から乗り換えでPayPay15,000円分プレゼント!
IIJmioの「音声SIM、音声eSIM」全プラン最大3ヶ月間、月440円~月1,100円割引!
IIJmioの通話定額「5分、10分、かけ放題」最大6ヶ月間、月410円割引!
LINEMOとIIJmioを併用した料金シミュレーション
それでは、LINEMOとIIJmioを併用した料金を解説しています。
2社の基本料金プランは、LINEMOなら「ベストプラン・ベストプランV」、IIJmioなら「ギガプラン/音声SIM」です。
併用した場合の月額料金
最初に、LINEMOとIIJmioを併用した月額料金をご案内いたします。
LINEMO ベストプラン・V |
IIJmio ギガプラン/音声SIM |
2社合計 | |
---|---|---|---|
月額料金 | ・ベストプラン ~3GB:990円 3GB~10GB:2,090円 ・ベストプランV |
2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 30GB:2,700円 40GB:3,300円 50GB:3,900円 |
— |
併用料金案 ① | 3GB 月990円 |
2GB 月850円 |
5GB 月1,840円 |
併用料金案 ② | 3GB 月990円 |
10GB 月1,500円 |
13GB 月2,490円 |
併用料金案 ③ | 3GB 月990円 |
20GB 月2,000円 |
23GB 月2,990円 |
以上、LINEMOとIIJmioを併用料金案①~③を紹介しました。
LINEMOは、ベストプランとベストプランVの2つがあり、データ使用量に応じて料金が決まります。
一方のIIJmioは、2GB~50GBまでの8プランがあり、いずれも格安です。
最安の併用プランは、LINEMOの~3GB/月990円と、IIJmioの2GB/月850円で、合わせて5GBを月額1,840円で使えます。
データ容量を多く使うなら、LINEMOの~3GB/月990円と、IIJmioの20GB/月2,000円を、合わせて23GBを月額2,990円で利用できます。
このように、LINEMOの~3GB/月990円(ベストプラン)をメインにして、IIJmioを併用するとコスパ抜群です。
以上のとおり、LINEMOとIIJmioの併用は、合わせて5GBを月1,840円から利用できます。
併用した場合の通話料金
次に、LINEMOとIIJmioを併用した通話料金は以下のとおりです。
LINEMO | IIJmio | |
---|---|---|
基本通話料 | 30秒 / 22円 | 30秒 / 11円 |
通話オプション | 5分かけ放題:月550円 (ベストプランV:無料) かけ放題:月1,650円 |
5分かけ放題:月500円 10分かけ放題:月700円 かけ放題:月1,400円 |
通話オプション キャンペーン料金 |
5分かけ放題:7ヶ月間無料 かけ放題:7ヶ月間月額1,100円 |
— |
ご覧のように、LINEMOは5分かけ放題を、ベストプランは7ヶ月無料、ベストプランVなら無料付与されます。
一方、IIJmioは、基本通話料30秒/11円で他社の半額で使えます。格安SIMでは、基本通話料30秒/22円が一般的です。
この2社の通話オプションは、面倒な専用アプリ不要で、スマホの標準通話アプリを使えます。
このように、LINEMOなら5分かけ放題が無料、IIJmioなら基本通話料は他社の半額です。
以上をふまえ、LINEMOとIIJmioを併用すれば、通話料金を大幅に節約できます。
併用時の契約事務手数料
続いて、LINEMOとIIJmioの契約事務手数料は次のとおりです。
LINEMO | IIJmio | |
---|---|---|
契約事務手数料 | 無料 | 3,300円 SIMカード発行手数料:433円~446円 |
LINEMOは、初期費用となる契約事務手数料は無料0円です。
このように、LINEMOなら無料契約できるので、余計な出費がありません。
一方、IIJmioは、契約事務手数料3,300円+433円=3,733円が発生します。
もう一点お伝えすると、LINEMOとIIJmioともに解約や乗り換えにともなう「契約解除料」と「MNP転出手数料」は無料です。
こういったように、LINEMOとIIJmioの併用は、契約事務手数料3,733円で済みます。
LINEMOとIIJmioのデュアルSIM運用案!
この章では、LINEMOとIIJmioのデュアルSIM運用案を紹介します。
LINEMO | IIJmio | |
---|---|---|
デュアルSIM案 ① | eSIM | eSIM |
デュアルSIM案 ② | eSIM | SIMカード |
デュアルSIM案 ③ | SIMカード | eSIM |
デュアルSIM案 ④ | SIMカード | SIMカード |
使用回線 | SoftBank | ドコモ、au (契約時に選択) |
以上、LINEMOとIIJmioのデュアルSIM運用案は①~④です。
LINEMOとIIJmioともに、eSIMとSIMカードを提供していて、申し込み時にどちらかのSIMを選べます。
このように、2社ともにeSIMとSIMカードを提供しているので、端末スペックに合わせた、デュアルSIM運用が可能です。
たとえば、eSIM対応のスマホなら「eSIM+SIMカード」といった組み合せをできます。
さらに、IIJmioでも購入可能な、iPhone 13シリーズ以降であれば、「eSIM+eSIM」eSIM×2のデュアルSIM運用ができます。
以上のとおり、デュアルSIMスマホなら、SIMタイプに合わせた組み合せが可能です。
デュアルSIMする場合、DSDVかDSDA対応機がおすすめで、この2つはSIMの切り替え不要なので、2回線の電話を同時に待ち受け可能です。
iPhoneならXSシリーズ以降は、DSDVのデュアルSIMに対応しています。
AndroidのデュアルSIM端末なら「機種名 + DSDV」で検索し、対応しているか確認してみましょう。
LINEMOとIIJmioの併用デメリットは2つ
ここでは、LINEMOとIIJmioの併用デメリットを2つ紹介します。
併用デメリットは次の2つです。
- IIJmioは混雑時に速度が低下する
- デュアルSIM対応のスマホが必要
それぞれのデメリットを解説していきます。
併用デメリット①:IIJmioは混雑時に速度が低下する
IIJmioの通信速度は、キャリアブランド系の格安SIMより速度が遅いです。
なぜなら、IIJmioは、ドコモなどのキャリアから回線を借りて運営しているため、回線混雑時(昼/夕方)に速度が低下します。
一方のLINEMOは、ソフトバンクブランドなので高速通信は折り紙つきです。
2社の実際の通信速度は、次項でくわしく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
以上のように、IIJmioはLINEMOのような高速通信は望めません。
併用デメリット②:デュアルSIM対応のスマホが必要
格安SIMを併用する場合は、デュアルSIM対応スマホが必要です。
このため、デュアルSIMスマホを持っていない方は、事前に用意しなくてはなりません。
前述しましたが、おすすめ機種はDSDVかDSDA対応機で、この2つはSIMの切り替え不要により、2回線の電話を同時待ち受け可能です。
iPhoneならXSシリーズ以降は、DSDVのデュアルSIMに対応しています。
以上のとおり、LINEMOとIIJmioの併用はデュアルSIM対応スマホが必須です。
LINEMOとIIJmioの併用メリットは5つ
続いて、LINEMOとIIJmioの併用メリットを5つ紹介します。
併用メリットは次の5つです。
- 合せて月額1,840円の格安運用できる
- LINEMOはLINEアプリが完全使い放題
- 1台のスマホで2つの電話番号を持てる
- LINEMOはキャッシュバックがある
- 一方の通信障害をカバーをできる
それぞれのメリットを解説していきます。
併用メリット①:合せて月額1,840円の格安運用できる
LINEMOとIIJmioの併用は、月額1,840円から格安運用できます。
料金内訳は、LINEMOなら3GB月990円、IIJmioなら2GB月850円、合わせて5GB月額1,840円です。
LINEMOは「5分かけ放題無料、テザリング、+メッセージ、5G」などの機能や無料サービスあり。
IIJmioは「データ繰り越し、低速モード、テザリング、データシェア、5G」などの機能や無料サービスあり。
以上のように、月額1,840円の格安で2社のサービスをフルに利用できます!
併用メリット②:LINEMOはLINEアプリが完全使い放題
LINEMOは、LINEギガフリーにより、LINEアプリが完全使い放題です。
これにより、LINEアプリの「トーク、音声通話・ビデオ電話」などを、どれだけ使ってもデータ消費しません。
これらは、LINEとLINEMOは、ソフトバンクグループなので、グループ特典によるものです。
利用者が多い、LINEアプリが使い放題とあって、LINEMOに乗り換える方も多数います。
以上をふまえ、LINEアプリをよく利用する方は、LINEMOは絶対にお得です。
併用メリット③:1台のスマホで2つの電話番号を持てる
LINEMOとIIJmioの併用すると、2つの電話番号を持てます。
LINEMOとIIJmio(音声SIM)は、電話、SMS、データ通信の3機能が付いた「音声通話付きSIM」です。
電話番号を2つ持つ最大メリットは、仕事用やプライベートなど電話番号の使い分けをできる点です。
さらに、現在は様々なサービスでSMS認証を求められるので、電話番号が2つあると利便性が高まります。
このように、LINEMOとIIJmioの併用すると、2つの電話番号を運用できます。
併用メリット④:LINEMOはキャッシュバックがある
LINEMOは、申し込みキャンペーンでPayPay最大15,000円分をキャッシュバック中です!
~3GB(ベストプラン)は、新規契約と乗り換えともに、PayPay5,940円分をプレゼントされます。
これにより、~3GB(ベストプラン)は6ヶ月間実質無料です。
~20GB(ベストプランV)は、新規契約はPayPay6,000円分、乗り換えならPayPay最大15,000円分を、それぞれプレゼントされます。
以上のとおり、LINEMOならキャッシュバックを利用してお得に申し込めます。
併用メリット⑤:一方の通信障害をカバーをできる
LINEMOとIIJmioを併用すると、一方が通信障害なった時のカバーをできます。
LINEMOは、ソフトバンクブランドですので、ソフトバンク回線を使用します。
一方、IIJmioは、契約時にドコモとauのどちらか選択しますが、仮にドコモを選らんだとしましょう。
これにより、もしソフトバンク回線に通信障害が起きた場合、その間は、IIJmioのドコモ回線を使っていればOKです。
こういったように、LINEMOとIIJmioの併用は、通信障害時の備えとなりいざと云う時も安心です。
LINEMOとIIJmioの実際の通信速度
ここでは、LINEMOとIIJmioの実際の通信速度を紹介します。
格安SIMを併用する場合、料金と並んで重要なのが通信速度です。
LINEMO | IIJmio | |
---|---|---|
下り平均速度 | 46.15Mbps | 10.42Mbps |
上り平均速度 | 3.25Mbps | 4.35Mbps |
回線 | SoftBank 4G | Docomo 4G |
測定画像 (画像クリックで拡大) |
上の表は、LINEMOとIIJmioの通信速度を、5回計測した上り・下りの平均速度です。
LINEMO(SoftBank 4G)は、下り平均45.53Mbps、下り最大55.39Mbpsを計測。
IIJmio(Docomo 4G)は、下り平均10.42Mbps、下り最大11.65Mbpsを計測。
ご覧のとおり、2社の通信速度は4倍以上の開きがあります。理由は次のとおりです。
LINEMOは、ソフトバンクが運営しますので、ソフトバンクメイン回線を使って、キャリア同等の速度を叩きだします。
一方、IIJmioは、ドコモやauから回線を借りている運営しているため、それなりの通信速度です。
以上のように、LINEMOは高速通信しますが、IIJmioの通信速度はやや遅いです。
高速5G利用について
LINEMOとIIJmioともに、高速大容量通信5Gに対応しています。
LINEMOなら「ソフトバンク5G」を、IIJmioなら「ドコモ5G・au5G」いずれかを、それぞれ利用できます。
参考までに、5G人口カバー率は、ソフトバンク92%、au90%、ドコモ88%、楽天モバイル(非公表)と続いています。
5Gは、前世代の4Gに比べ20倍近く速いので、5Gエリアの方はぜひ利用しましょう。
以上のとおり、LINEMOとIIJmioともに、5G対応により超高速通信が可能です!
まとめ
ここまで、LINEMOとIIJmioの併用したデュアルSIM運用を紹介しました。
最後にもう一度、2社を併用するメリット・デメリット確認してみましょう。
LINEMOとIIJmio 併用メリット |
LINEMOとIIJmio 併用デメリット |
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LINEMOは、LINEアプリを使い放題なうえ、3GB/月990円はサブブランドの中で安値です。
さらに、LINEMOはソフトバンクブランドで、キャリアメイン回線を使い通信品質は抜群です。
一方、IIJmioは、格安SIMの老舗ブランドで、多くのユーザーが利用しています。
IIJmioの特徴は、料金は最安値級なうえに、付帯サービスが充実していて料金以上の価値があります。
こういったように、LINEMOならキャリア通信品質で、IIJmioなら機能充実&格安料金で、それぞれ利用できます。
それでは、LINEMOとIIJmioを併用して、良いとこどりのお得なスマホライフを送ってください!